芋ほり体験(キッズ)
朝夕の気温が低くなり、急に秋の深まりが感じられるようになりました。
町のあちらこちらではコスモスの花が揺れ、柿の木には大きな柿の実がなっています。
そんな秋真っただ中のある日、日頃からぽっぽの畑作業にご指導ご協力をいただいているご近所の方から「芋ほりに来んかえ。」とお誘いをいただき、ぽっぽメイトとキッズのみんなで芋ほりに行くことになりました。
当日はお天気もよく上着がいらないくらいの暖かさで絶好の芋ほり日和となりました。
さつま芋は大好きだけど芋ほりの経験のない子どもたちは「畑ってどんなとこ?」「どこにあるの?」と興味津々の様子。それでは・・・と、ホワイトボードに大きく畑の絵を描き、うねの横から手で掘っていくこと、しっかり掘らないと土の下の方にお芋が残っているかもしれないこと、いっぱい取れたらお芋でクッキングをするよ!等の話をしイメージを膨らませていざ出発!(^^)!
畑に到着すると見慣れない風景に辺りをキョロキョロ。「あれは白菜かな~。」「あ、芋が見えてる!」と目に飛び込む畑の姿にすぐさま反応する子もいれば周りの草木やちょうちょが気になって芋ほりを忘れて外遊びを始めそうな子もいました。
「おはようございます。よろしくお願いたします。」と挨拶をすませてから芋ほりスタート。
合図とともに、みんな、目の前の土をどんどん掘っていきます。「あったー!」「大きいよー」と歓喜の声。そんな中、なかなか土に触れられずにそーっと指を伸ばしては手を引っ込めている子どもがいました。そこで、少し見えている芋の頭を指さして「ここを引っぱってみて」とご案内。すぽっと抜けると芋を持ち上げて、にっこり笑ってくれました。「やったねー!」「お芋とれたね!」と喜び合いました(^^)/
土の中からはお芋以外にも色々な生き物がでてきました。
大きな太いミミズにぴょんぴょん跳ぶクモ、白い幼虫に茶色いカエル。時々、名前の分からない小さな虫にも出会いました。
芋ほりを通して土の感触や生き物の様子、自然のにおいを感じることができ貴重な経験となりました。
「そろそろおしまいです。」の声で立ち上がり、コンテナ2個分のお芋を見て『ビックリ』そして『にっこり』。
「ありがとうございました。」と挨拶をしてから、誰一人疲れた顔など見せず満足げな笑顔で帰りました。
軍手をしていたとはいえ指先は真っ黒です。石鹸で洗ってもそう簡単には落ちません。「楽しかったね。」「お芋ってどうやって食べるんやろ?」などど言いながら手を洗う子どもたち。こうやって真っ黒な指先を洗いながら話したことも思い出の一つになっていくのかもしれません。
「芋ほりにがんばったご褒美としてお芋を2つ持って帰ってもらいます。」「今度、このお芋を使ってクッキングをします。」と話すと「やったー!」と「バンザーイ!」と拍手喝采。
午後からは芋ほりを振り返り、お礼の絵とお手紙を作成しました。芋ほりの楽しさやご近所の方への感謝の気持ちがそれぞれに表れた冊子が出来上がりました。
このような貴重な体験をさせていただけたことに心からお礼を申し上げ、この経験が子ども
たちの成長に繋がっていくように私たちも頑張っていきたいと思います。
次回のホームページでは、クッキングの様子がお伝えできると思いますので、お楽しみに😊♡♡